ターク (turk)フライパンのシーズニングのやり方!
鉄製のフライパンや鉄板につきものの「シーズニング」と呼ばれる工程。(焼き慣らしともいいます)
シーズニングとは表面についている粒状の鉄などを取り除き表面を滑らかにするための使用前の工程です。
また、錆び止めに使用されている工業用のオイルを落とす目的もあります。
今回はタークのフライパン(ロースト)でシーズニングを行います。
用意するもの
- スチールたわし
- クリームクレンザー
- オリーブオイル
- くず野菜(玉ねぎやジャガイモの皮など)
- 木製のヘラ(なければ菜箸でもよい)
- ペーパータオル
工程1
クリームクレンザーとスチールたわしを使ってフライパンに付着している鉄粉やオイルを落としていきます。
この工程が最も重要なので、フライパンの表裏、取っ手の隅々まできれいに磨きましょう。
5~10分ぐらいかけてしっかり磨きます。
磨く前より全体的に色が薄くなります。
工程2
水気をふき取り、オリーブオイル底面全体が浸るくらいまで入れ、フライパンを火にかけます。
ワタシはこの作業の前に一度フライパンでお湯を沸かして洗剤等をきれいに流します。
工程3
フライパンが温まったら弱火にしてくず野菜を入れて、木べら等で全体に油を馴染ませながら10分程炒めます。
野菜と一緒に食塩を入れるやり方もあります。タークの公式では食塩も入れています。
工程4
火を止めて野菜くずと油をペーパータオルでふき取ります。
ふき取り後はぬるま湯で洗い流します。
工程5
再度火にかけて水気を飛ばします。
仕上げにペーパータオルを使って表面に薄くオリーブオイルを塗ります。
これでシーズニングは完了です。
鉄製鉄板の注意点
水気に弱いので使用後は必ず水気をふき取ってから収納してください。水分が付いたまま放置すると錆びの原因になります。もしも錆が出た場合はスチールたわしなどで磨き(落ちないい場合は耐水ペーパー等で磨いてください)、再度シーズニングをおこなってください。テフロン加工と違い手入れをすれば半永久的に使えるのが鉄板の魅力です。
またタークのフライパンはご家庭のIHでも使用できますので、キャンプだけでなく普段使にもどうぞ。
気になった方向けにタークのフライパンについてざっくり説明します。
ドイツの鍛冶職人アルバート=カール・タークが1857年にターク社を設立。
ドイツの鉄製品製造の中心地に工場を構え、代々技術を受け継ぐ職人によりクラシックなフライパンが製造されています。熱伝導がよく蓄熱性に優れているので、食材の持ち味を引き出しながらじっくりと安定した調理が可能。
暑い肉の塊も温度が下がりにくく水分をよく飛ばすため、外はカリッ、中は肉汁を溜めたジューシーなステーキに仕上げることができます。野菜もシャキッと歯ごたえよく、卵焼きやパンケーキ、トースト等も焼きムラが出来ず程よい色をつけます。
職人によって一つ一つ鍛錬仕上げされたクラシックシリーズは、無骨な佇まいですが、使い込むほどに馴染み、鉄肌も艶を増してより味わい深くなっていきます。
※公式から抜粋
タークのフライパンには大きく分けて、職人が一つ一つ手打ちで仕上げるクラシックと機械で仕上げるローストがあります。
二つの大きな違いは
クラシック
鉄板が厚い(約3mm)、重量がある。
1つの鉄から製造しているので継ぎ目がない。
手入れをすれば半永久的に使える。
一つが高価
ロースト
クラシックに比べて鉄板が薄い(約2mm)。重量は軽い。
取っ手が溶接されている。
本体の表面に薄いスリット(溝)がある。
クラシックに比べてお手頃。
以上になります。ワタシはローストを買いましたが、お肉も十分美味しく焼けるので特に不満もありません。しかし、将来的にはクラシックも欲しいのですね。
買われる方はお財布と相談されてください。
大きさの目安ですが、
一人用の目玉焼きやパンケーキ→18㎝
ステーキなどの肉→24㎝
となっています。ワタシは24㎝を買ってキャンプや自宅で使用していますが、ちょうど良い大きさです。参考にされてください。