アジングでのカラー選びについて!
こんにちわワタシです。
今日はアジが見ている世界のお話をします!
はじめに
私たち人間は網膜の中に錐体(すいたい)細胞と桿体(かんたい)細胞と呼ばれる色や形を識別する細胞を持っています。
錐体細胞 色の識別に優れ、人間は青、緑、赤色3種類の識別ができる。感度が低いため光を必要とする。
桿体細胞 形の認識に優れ、暗闇で働く細胞である。感度が高く暗闇でも形を認識できるが色ははっきりとは分からない。
アジの色覚
魚も人間と同じく錐体細胞と桿体細胞を持っています。また色覚において多くの魚には錐体細胞が4つあり、人間が認識できる青、緑、赤のほかに「紫」の識別もできることが証明されています。ケイムラカラ―などに効果があるのもこのためかもしれないですね。
日中や光量のある場所での色の見え方
アジの色覚は波長の短い色ほど見やすいとされています。理論上は紫や青色のカラーがよく見えるという事になりますね。
青や紫は水深が深くなっても最後までのこる色であり水中でもっとも変化のない色です。逆に赤などの色は深くなるにつれて黒色へと変化します。
水中での色の見え方についてはこちらを参照してください。
注意点
水中での色は光量によって見え方が変化します。天候、水質、水深といった要因で見え方が変わるのでそれらを考慮したカラー選択も重要になってきます。
また、一つ上の話になりますが水の色とルアーの色のコントラストも少なからず影響していると考えられます。背景が白と黒では同じ色でも見え方が変わりますよね?地域限定カラーなどが存在するのはその地域の水の色に合わせて作られたコントラストのカラーということなんです。
夜や光の届かない水深での色の見え方
はたらく細胞→桿体細胞
先ずは写真をご覧下さい。
桿体細胞が働いてる時の映像です。白黒テレビの様な映像が映し出されていると思います。
色の強弱は分かりますが、どれが何色か分かりませんよね。
色を付けてみると
くらい所ではどの色も白~黒色で見えることが分かっていただけたと思います。また、クリアの割合が多いカラーは落ち着いた感じになっています。これは光が物体を通り抜けるため色が存在しないからです。
水中で白っぽく見える色→ナチュラルカラー
水中で黒っぽく見える色→アピールカラー
という事になります。
クリアの度合いや色の濃さの違いで
同じ色でも見え方が違ってくることが分かってもらえたと思います。
夜とはいえ月明かりや常夜灯の明かりや水質、水深などの影響も受けますし、必ずしも写真のような見え方をするとは限りません。
なんせアジには人間にはない色覚があるのですから。
お手持ちのスマフォで写真の白黒表示ができますので、ご自身のボックスの中身を見てみてはいかがでしょう?新たな発見があるかもしれませんよ。
アジの豆知識
アジの視野は片側の眼で約180度あり、視力は0.12程。目は悪いが優れた動体視力を持っている。最も見やすいとされる位置は前方斜め上。